menu

認知症予防研究所

認知症の予防は可能なのか?

認知症の予防は可能なのか?という疑問を持つ方は大勢おられます。
認知症のことを詳しく知るにつれ、その疑問は大きくなるのではないでしょうか?
現状、認知症の全ての原因は解明されて折らず、治療法もなく、特効薬も開発できていません。
そういった状況で認知症の予防は可能なのか?やる価値はあるのか?と不安になることはある意味当然のことかもしれません。
ここでは、その疑問に対するひとつの答えを提示したいと思います。

治療法すら確立されていない認知症の予防は可能なのか?

まずは結論からお伝えしたいと思います。
認知症の予防が可能なのかそれとも不可能なのか、そういった観点で答えを出すとして、誤解を恐れずにお伝えすると、「認知症の予防は可能」と結論づけます。
もちろん、これは100%予防できるということを保証するものではありません。
認知症の原因には様々なものがあります。
アルツハイマー病の因子によるもの、血管障害によるもの、レビー小体と呼ばれる物質によるものなどが存在し、さらには遺伝的要因もあると考えられています。
これらの全てを事前に予防することは不可能。
しかし、では認知症の予防が不可能か?といえば、そのように言い切ることもできません。
その理由として、認知症の研究の中で明らかになってきた、いくつかの予防のための有効な方法の発見を挙げることができます。
以前ご紹介したことがありますが、米国では認知症予防に「新聞を読む」「雑誌を読む」「ゲームをする」「博物館へ行く」ことなどが有効であると考えられています。これは米国の研究機関が科学的実験によって証明したことなのです。
もちろん、それらの行動をしたから100%予防できるというわけではありません。
しかしながら、予防措置をした人としていない人を比較すると、予防のための行動を行った人のグループの方がアルツハイマー型認知症を発症する確率が低かった、ということは事実。
100%の予防を保証するものではないとしても、これらの研究や実験が示すものは、認知症予防のための様々な処置や行動が予防や進行を遅らせるなどの良い影響を与える可能性が高い、という事実なのです。

100%の予防は不可能だとしても、予防のための努力をする方が良い理由とは?

例え100%予防できるものではないとしても、認知症予防のためにできる範囲でできることをすることはとても重要だと考えます。
その理由とは、万が一認知症にかかってしまった場合、そしてその症状が進行してしまった場合のリスクがとても大きいからです。
認知症と同じように治療法の確立できていない病気としてはガンがありますが、基本的に患者さんがその人格を大きく変えてしまうことはありません。
家族を別人と間違えたり、夜中に無意識で街を徘徊したり、どこか知らない場所へ行って帰って来られなくなる、ということも無いでしょう。
ガンももちろん体を蝕むとても大変な病気ですが、認知症も「記憶」や「性格」といったその人のとても大事なものを蝕んでしまう恐ろしい病気なのです。
ですから、可能な範囲でできる限りの予防はやっておくべきだと考えます。
そして、それが様々な研究によって完全ではないとしても有効性が確認されつつあるのであれば、なおのことだと思うのです。
このため、100%の予防は不可能だとしても、予防のための努力をする方が良いと考えることは、決して間違いではないと判断できるのではないでしょうか?

関連記事

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。