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認知症予防研究所

脳脊髄液が頭に溜まり発症する正常圧水頭症(NPH)とは?

脳脊髄液が頭に溜まり発症する正常圧水頭症(NPH)とは?

正常圧水頭症(NPH)とは、通常、脳内を巡り健康な脳の状態を維持している脳脊髄液が、何らかの理由によって循環せずに脳内に溜まってしまうことによって引き起こされる水頭症といわれる病気の一種です。

水頭症には、脳脊髄液の滞留によって脳圧(脳にかかる圧力)が上昇するものと、脳圧に大きな変化があらわれないものがあります。これが正常圧水頭症(NPH)と呼ばれます。

正常圧水頭症(NPH)は認知症の原因疾患のひとつである

正常圧水頭症(NPH)は、アルツハイマー型認知症やレビー小体型認知症、脳血管性認知症と同じように認知症を引き起こす原因疾患のひとつで、認知症と診断される人のうち5%程の人が正常圧水頭症(NPH)の症状を抱えていると考えられています。

正常圧水頭症(NPH)によって引き起こされる症状は、他の認知症の症状と似通っていることもあり、脳の検査をしっかりと行わなかった場合、認知症の型として間違って判断される場合もあります。

正常圧水頭症(NPH)による認知症は治療によって改善できる場合がある

正常圧水頭症(NPH)によって認知症の症状が引き起こされるのですが、正常圧水頭症(NPH)自体は治療によって改善できる場合がありますので、アルツハイマー型認知症のように治療ができず、予防や進行を遅らせる対処しかできない場合よりも早期発見の重要性が高まります。

もしも正常圧水頭症(NPH)の可能性を感じたら、その可能性に基づきCT検査やMRI検査などの詳細な脳の検査を受けることがとても重要です。

正常圧水頭症(NPH)の症状はどのようなものがあるか?

正常圧水頭症(NPH)の症状には以下のようなものがありますが、最も特徴的なのは歩行に影響が出ることです。正常圧水頭症(NPH)になった場合、それまでの歩き方よりも左右の歩幅の感覚が広まり、すり足のようになったり歩き方が小刻みになります。これが他の認知症と正常圧水頭症(NPH)による認知症を見分けるよすがとなりますので見逃さないことが大切です。

・歩行障害
正常圧水頭症(NPH)になる前よりも足が開き気味になり、足の持ち上げが不足するためすり足気味で歩幅が小さくなります。
パーキンソン病でも歩幅が小さくなるという症状が出ますが、「足が開く・がに股」状態を伴う場合は正常圧水頭症(NPH)の可能性が高いです。

・認知症と同様の症状(認知障害、記憶障害、行動・心理症状頭)
・失禁

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