15Sep
認知症で一番多いのがアルツハイマー型ですが、アルツハイマーは気づかないうちに徐々に進行し、症状が顕著になって周囲の人が発症に気づきます。例えば、物忘れが1年前より明らかに多くなっている場合は、発症の可能性があります。一緒に暮らす家族など、生活ぶりをよく知っている人が、「あれ?以前と違う、おかしいな?」と感じたら、アルツハイマー病の発症の可能性があるのです。
早期発見のためにも重要な症状のポイントは以下の4つです。
・物忘れ(記憶障害)
アルツハイマー病では、物忘れが必ずみられることが原則です。置き忘れや、同じことを何回も言う、頼まれたことを忘れる、前日の大事なことを翌日にはすっかり忘れているなどの症状は、アルツハイマー病の可能性があります。
・日時の混乱
医学的には、時に対する見当識障害と呼ばれますが、アルツハイマー病になると、時間に関する認識が混乱してきます。「今日は何日だっけ?」と日付を何回も聞いてきたり、出かける日時を何回も確認するといった行動は、アルツハイマー病の可能性があります。
・怒りっぽくなる
過去にはそんなこととはほとんどなかったのに、日常の些細なことですぐ怒ったり、ちょっとしたことに剣幕を見せたり、以前と比べて怒りっぽい状態が目立つときにはアルツハイマー病の可能性が考えられます。
・意欲の低下
これまで楽しんで日課にしていた趣味や外出などでも、関心がなくなり、億劫がってやらなくなる。友人との付き合いをしたがらず、一日中家にこもっているといった状態は、認知症の可能性があります。
家族が、こうした様子に気づいたら、早めにかかりつけの医師に相談するか、認知症の専門医療機関を受診されることをお勧めします。
その他、レビー小体型認知症の初期症状として、レム睡眠行動障害というのが特徴的ですが、これは、夢を見ている際に、骨格筋が緊張して夢のとおりに体を動かしてしまうものです。
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