28Nov
ヤマブシタケとは?
認知症予防に有効であるといわれているヤマブシタケとはいったいどういうものなのでしょうか?
ヤマブシタケとは、サンゴハリタケ科に属するキノコで、日本や中国、北米などに分布しています。その最大の特徴は見た目にあります。ヤマブシタケの名のとおり山伏装束の梵天と呼ばれる飾りに似ており、普段私達がイメージする「きのこ」とは大きく異なります。別の名前としてはウサギタケやシシガシラとも呼ばれていて、白色でライオンのたてがみのようにふさふさとして形状をしています。
このように聞くと、あまり食用に適さないと思われるかもしれませんが、実は食用のキノコとしては非常に人気が高く、中国では古来から四大山海珍味に位置付けられています。数多く自生するものではなく、栽培技術も近年になるまで開発されていませんでした。このため、日本においてはこれまでは一般家庭で消費されることはなく、山間の山村などで極一部の人だけが楽しめる珍味あったのです。
このヤマブシダケが脚光を浴びるきっかけになったのが、近年日本で大きな社会問題となりつつある認知症予防に期待できる成分が含まれているということが知られるようになったこと。ヤマブシタケには、豊富な健康成分が含まれていたのです。
認知症予防にも期待できるヤマブシタケの有効成分とは?
ヤマブシタケの成分はタンパク質などの他に、ミネラル、食物繊維、ビタミン類などがあります。さらにアガリクスタケに含まれることで有名になったβ-D-グルカンが豊富に含まれており、ヘリセリンというヤマブシタケにしか含まれないといわれる成分があることも判明しました。
特にヘリセリンという物質は、人間の学習や記憶に影響を与えるものであるという研究結果があり、これが認知症予防の決定打になるのではないかと期待されています。
ヤマブシタケは買うことができる?どうやって摂取するのか?
このヤマブシタケですが、昔はまさに「幻のキノコ」と呼ばれるほどの貴重品でした。猟師でもなかなか見つけられないほど貴重だったと言われています。ですが、近年になって栽培技術が確立され、今では栽培品を購入することができるようになっています。
実際に栽培されたヤマブシタケを生の状態で購入することもできます。ただし、椎茸のように普及している物ではないのでお値段は高めで、一株2,000円ほどという高級品です。認知症予防のために摂取するには高価でかつ非効率となるでしょう。味わうために一度食べてみるというには良いかも知れません。
ヤマブシタケを認知症予防に役立てたい場合には、成分を凝縮したサプリメントがおすすめです。生のものと違い流通のコストがかからないため、生の物を摂取するより安くしかも十分な量を摂取することができるようになります。
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