8Aug
あなたは「認知症とは?」と真剣に考えたことはありますか?
これから超高齢化社会に進む日本人にとって、認知症への備えをしておくことはとても重要です。ですが、認知症というものは年齢が進まないとなかなか注意しにくい病気でもあります。
ですからあなた自身、そして御両親が健在であるならば、身近に認知症を感じたことはなかったかもしれません?おそらく、大多数の人が同じ様な状態にあると思います。
しかし、そろそろあなた自身、もしくは家族が認知症に気を付けなければならない年齢に差し掛かってきたり、あるいは既にその兆候が見えている方もいるかも知れません。
ここでは、認知症について知りたいあなたのために「認知症とは?」ということについて解説したいと思います。
認知症とは認知障害、つまり脳が患う病気の一種
認知症とは、認知障害のひとつであり、加齢やその他の要因によって脳に悪影響が及んだ結果、その機能に障害が発生し、幼年期から正しく成長し機能してきた知能・記憶・見識・人格等が低下・変化してしまうという恐ろしい病気です。
日本においては、一時、痴呆症と呼ばれていた時期もありましたが、厚生労働省の検討により「認知症」へと用語の変更がなされました。これは2004年の出来事。
ですので、比較的新しい言葉であることもあって、「認知症とは?」ということに対して漠然としたイメージしか持てていない人が多いという状況にあるのでしょう。
全世界では3500万人以上が罹患しており、70歳以上の人間の障害疾患としては2番目に多い障害であるにもかかわらず、現代医学では治療する方法がまだ見つかっていません。
さらに、研究は各国が総力を挙げて行っていますが、近い将来解決するという見通しすらできないほど難航している状態なのです。
つまり、認知症においては、症状が発生してしまった後では手遅れであり、それ以前に予防することが何よりも大事だということがお分かりいただけるのではないでしょうか。
日本でも認知症の患者数は増加しています
近年では、ニュース番組などで取り上げられることが増えてきましたが、実際に患者数も増えてきています。
平成24年の調査では、65歳以上の高齢者の約13%がすでに発症していると推計されており、その前段階であるMCIという状況にある人を含めると約25%。4人に1人の割合で認知症となってしまう可能性が大きいとされています。この結果はとても衝撃的ですね。
もしもあなたがご自身やご家族の認知症を予防したいと思うなら、是非必要な知識を十分に身につけていただきたいと思います。それこそが認知症を予防するためのスタートして大事なことだと考えています。
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