28Nov
認知症によるうつ・抑うつについて
認知症にかかってしまうと、最初は物忘れや頑固になるなどの性格の変化が目立つようになりますが、症状が進むとそれらに加えてうつ・抑うつ症状を呈する場合があります
今回は、認知症によるうつ・抑うつについて確認していきたいと思います。
認知症によるうつ・抑うつではどのような変化が起きるか?
認知症が進む際に、気分が急激に落ち込む、感情の振れ幅が小さくなる、何事にも興味を示さなくなりふさぎ込んでしまう、部屋からでなくなる、食欲がなくなるなどのうつ・抑うつ傾向に陥る場合があります。
認知症によるうつ・抑うつとうつ病の違い
こういった症状がうつ・抑うつ状態であり、健康な若い成人でもかかることがある精神面での病気であることことはご承知のとおちです。
認知症によるうつ・抑うつが一般的なうつ病とことなるのは、原因が認知症であるかそうでないかという部分にあります。
一般的なうつ病は、健康な人が過度なストレスや不規則な生活などに晒され続けた結果発症することが多い病気であり、意欲の低下などの症状があります。
認知症が原因であるうつ・抑うつも症状は同じなのですが、特に大きなストレスや辛い出来事がなくとも、うつ・抑うつ症状が出てしまうのがうつ病とは異なります。認知症が進む段階で現れる症状なので、認知症予防以外に有効な手立ては今のところ見つかっていません。
認知症によるうつ・抑うつ状態になってしまった場合はどうすべきか?
原因が認知症の症状の進行によるものですので、ベストなのは認知症予防がしっかりとできていて、認知症自体を回避することにあります。
しかし、認知症予防ができずに認知症によるうつ・抑うつ状態になってしまった場合でも対処法はあります。もちろん、認知症に関して通院をしていることが前提ではありますが、できる限り気分転換になるように散歩を促したり、日光浴をすることなどで症状を軽くすることができます。
また、患者が好きな音楽を聴かせてあげることで緩和されることもあります。うつ・抑うつ状態になってしまうと自分の好きなことでもできなくなってしまう場合もありますので、反応をみながら患者が心地よいと思える環境を整えてあげることも必要だといえるでしょう。
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