18Dec
認知症の検査方法はどういったものか?
認知症の検査方法はどのようなものなのでしょうか?ご自分で、もしくはご家族を物忘れ外来などで認知症の診察を受ける場合、どういった検査方法で診断を受けるのかが不安になるかもしれません。
事前に認知症の検査方法を把握していることで、受診のハードルも下がり、結果として早期発見・早期治療に繋がりますので是非確認しておきましょう。
認知症の検査を受けるまで
まず最初に行うことは認知症の受診ができる病院を調べることです。認知症を専門的に診察でいるのは「物忘れ外来」です、その他にも「神経科」「神経内科」「老年内科」「精神科」で認知症の受診をすることができます。
認知症で通院することは、特に自尊心が高い型にとっては苦痛になる場合もあります。また、「精神科」や「神経科」に否定的な感情や受診することへの恥ずかしさ、抵抗感を感じる方もおられるでしょう。その場合にはやはり「物忘れ外来」の受診を勧めることで受診がしやすくなる傾向にあるようです。認知症の検査を受ける病院が決まったら、予約ができる場合にはしておきましょう。
認知症の検査方法
認知症の検査方法には、問診、認知機能テスト、血液検査、MRI等による脳の画像診断、脳波測定などがあります。
もちろんこれは一度に行う訳ではありません。
まずは問診を行い、次に認知機能のテスト(回答式のもの)、脳の画像診断等と段階を踏んでいきます。もちろんですが、前段階の結果で認知症の可能性があると判断されると次の検査方法に移行するという流れになります。
このため、認知症の可能性が低ければ一度の通院で終わる場合もありますし、認知症の疑いがあれば数度の通院で数種類の検査方法を受けることになるでしょう。
この際、ご家族が支援できることとしては、最初の問診において役立つ普段の様子を記録した資料です。資料といってもノートに日付と気になった点を書き記したものでも十分です。もしも本当に認知症である場合には、こういったご家族の資料が大いに役立つ場合があります。
というのも、認知症の可能性がある御本人が、問診時に「如何に自分の物忘れが酷いか」ということを詳細に説明するのは精神的に抵抗がある場合もあります。受診時に抵抗感を示していた方ならなおさらです。
また、認知症の症状によって、自分の状態を正しく把握できていないケースもあります。このような時にご家族の資料が役に立ちますので、受診時までに用意をしておくことをおすすめします。
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