認知症予防のつもりが逆に症状を悪化させてしまったり、進行を早めてしまったりする場合があります。ここでは、認知症予防のためにやるべきことですが、やり方を間違えて症状を悪化させたり認知症の進行・発症を早めてしまうケースについてご説明してそれを回避するための方法についてもまとめてご紹介したいと思います。

認知症予防の手段のはずが逆効果になりやすいもの
認知症予防の手段なのに逆効果になりやすいものがあります。それは、食事療法と運動療法。特にこれら2つは認知症予防として有効な手段でもあるのですが、正しくやらないと逆に認知症にとって悪い影響を及ぼしてしまいます。そのような場合の具体的なケースについて確認しましょう。

食事療法による認知症予防・改善が逆効果になる場合
食事療法による認知症予防や改善法が逆効果になる場合とは、食事の内容が偏ってしまうこと。認知症予防の食事療法では、認知症対策に有効といわれている食品（豆類・キノコ類・青魚等）を多く取り入れていくことになります。

しかし、この際、毎日の献立やメニューに変化をつけるのが難しいということで同じ食材や料理ばかり作ってしまうと逆効果になるのです。認知症予防・対策の食事はもちろん有効成分を多く取ることが必要なのですが、バランス良い食事を準備することが大前提をなります。

ですので、食事療法による認知症対策が逆効果にならないようにするためにはできるだけたくさんのレシピを用意したり、同様の効果を持つ成分を摂取する場合でも違う食品経由で得るようにするなどの変化をつけるようにしましょう。

運動療法が認知症対策として逆効果になる場合
運動療法は、運動によって体を活性化させることによって脳への血流を改善して活性化をはかることで認知症に良い影響を与えます。ですが、運動療法もやり方を間違えると逆効果になるので注意して下さい。

運動療法が逆効果になるのは、「運動のしすぎ」です。ある研究では、認知症を含めた病気の改善のためのウォーキングについて研究したところ、40分間に12000歩程度までの運動なら良い影響があるのですが、それ以上になると運動療法のプラスの面が伸び悩み、活性酸素が増えて細胞が傷つくというマイナス面の影響が上昇するということが分かりました。

以上のことから、認知症予防においては食事療法・運動療法ともに適度な量を守ることが重油用であり、逆効果を回避する方法だということになります。