28Nov
認知症専門医として著名な土岐内科クリニックの長谷川嘉哉先生
今後ますます高齢化社会が進み、現在よりもさらに認知症予防が重要となるということが、現在の日本の課題となっています。認知症予防や治療のために厚生労働省をはじめとして、日本の医学界も全力を挙げてその対応に取り組んでいます。
その中にあって、認知症専門医として著名な成果を挙げているのが土岐内科クリニックの長谷川嘉哉先生。土岐内科クリニックは岐阜県土岐市にあるクリニックで、認知症専門医として実績のある長谷川嘉哉先生が院長をつとめています。
土岐内科クリニックの長谷川嘉哉先生プロフィール
長谷川嘉哉先生は昭和41年に生誕、平成2年に名古屋市立大学医学部を卒業し、国家試験に合格して医師となりました。その後、数々の医療現場で実績を積み、平成12年に認知症専門外来及び在宅医療を充実させるために岐阜県土岐市において開業医へ。現在では、自身の家族が認知症であった経験を生かして、患者とその家族の立場を理解した認知症の専門医療を行っています。
長谷川嘉哉先生は自身の家族が認知症となる経験がある
長谷川嘉哉先生は小学生から中学生の間、祖父が認知症に罹患して家族でサポートをしたという経験があります。その当時はまだ認知症という言葉もなく、世の中にも「認知症が病気である」ということが理解されないという環境にありました。そのような中、認知症にかかった家族をサポートすることの難しさを痛感したのです。ちょうど思春期を迎える過渡期だった長谷川嘉哉先生にとって、病気が患者の過去の人生すらも傷つけてしまうということは、大きな疑問をなげかけるものでした。祖父が他界した時、長谷川嘉哉先生は家族としてもっと何かができるはずだったと悔やみ、将来認知症問題を解決する仕事がしたいと決心したのです。
その後、医師となり、認知症専門医となって少年時代の思いを忘れず、日本の認知症予防・治療の最前線で力を尽くしています。そんな長谷川嘉哉先生にとって、認知症にかかってしまった家族は他の家族に悪い影響を与えるのではなく、人として大切なことは何かということを教えてくれる存在であるとのこと。もしも認知症に自身がかかってしまった場合、もしくは家族がそうなってしまった場合には、長谷川嘉哉先生のような考え方をする先生の診察を受けたいと思うことはきっと自然なことなのではないでしょうか?
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コメント
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突然のお手紙 申し訳ございません。長谷川先生のブログ【転ばぬ先の杖 治療費1800万円の可能性も!認知症薬「アデュカヌマブ」は必要か?】を拝見して ご意見を、お聞きしたく お手紙を書いてしまいました。
私は、栃木県に住んでいる者です。現在61歳になる妻が、58歳の時 2017年11月独協医科大病院で診察を受け 前頭側頭葉変性症という診断を受け いろいろな薬を投与させて頂き 現在に至っています。
診断を受けてから半年後 中核症状の薬レミニールと周辺症状の薬グラマリール・クエチアピンを飲み始め 2年近くは大なり小なり いろいろな症状はありましたが家で生活できる程度でした。が、今年 2020年1月後半から 怒り出すようになり、家族では どうしょうもなくなり、3月末 独協医科大病院に緊急入院し 今は宇都宮市にある病院にお世話になっております。
宇都宮の病院の治療のお陰で 以前の様に 家での生活に近い状態までには戻りつつ あるのですが、基本的には、難病の病気ですので 完治は出来ないのは分かっていました。
しかし、認知症ネットというブログで、アデュカヌマブという治療薬が効果かあると、書かれており 期待が持てたのですが、先生の見解ですと無理やり申請した物でアルツハイマー型認知症には効果が期待できないと書かれておりました。
ただし、若年性アルツハイマーの患者には、限定利用の可能性はあると、書かれており2年前 妻のような脳内にタウタンパク質が蓄積されており 今の時点では除去が難しいが、それが除去出来れば 治る可能性もあるような事を、大学の先生が話されていた事を思い出し この薬で妻の脳内に溜まったタウタンパク質の除去が可能なのかを知りたくて お手紙を書いてしまいました。申し訳 御座いません。
先生の 手のおすきの時間がありましたら、お答え頂ければ幸いです。