8Aug
米国では認知症予防に「新聞を読む」「雑誌を読む」「ゲームをする」「博物館へ行く」といったことが有効であるといわれているそうです。
これはどういったことかというと、実際に米国の研究機関の実験によって、こういった行動をしている人は、していない人のグループと比較してアルツハイマー型認知症を発症しにくいということが分かったのです。
アルツハイマー型認知症は、複数ある認知症の種類のなかでも約60%を占めるもっとも罹患率の高い認知症。
ですので、認知症予防のために「新聞を読む」「雑誌を読む」「ゲームをする」「博物館へ行く」といった行動を行うことが推奨されているのです。
「新聞を読む」「雑誌を読む」「ゲームをする」「博物館へ行く」ことに共通するものとは?
米国の研究で明らかになった、認知症予防に効果的であるとされる「新聞を読む」「雑誌を読む」「ゲームをする」「博物館へ行く」という行動。これらは、「知的行動習慣」と呼ばれます。
つまり、一連の行動には脳を働かせる、働かさざるを得ない行動が含まれていることを示しています。
ということは、できるだけ脳を働かせるような行動をどんどんやっていけば認知症予防に良いということになるでしょう。(もちろん何事にも限度がありますが)
例えば、上記の「新聞を読む」「雑誌を読む」「ゲームをする」「博物館へ行く」という行動以外にも、パズルが好きな人はパズルを行えば良いでしょうし、スドクやクロスワードパズルといったものを楽しむのも良いとおいことになります。
「知的行動習慣」をより効果的に認知症予防に役立たせるためには。
もちろんですが、「新聞を読む」「雑誌を読む」「ゲームをする」「博物館へ行く」といった行動はただ漫然と行えば良いというものではありません。
重要なことは、それらの行動を通じて知的活動を行うこと、脳を働かせることなのです。
ですので、新聞や雑誌を単に斜め読みしたり、ゲームが好きだからとテレビゲームを淡々と行っていても効果は望めませんし、興味もない博物館や美術館にいっても時間の無駄になってしまうことでしょう。
「新聞を読む」「雑誌を読む」「ゲームをする」「博物館へ行く」といったことを真に「知的行動習慣」にするためには、脳の様々な領域が刺激を受けるように配慮する必要があります。
例えば新聞や雑誌を読む時には、読んだ情報からその情景を想像したり、裏側にある事実などに思いを馳せましょう。
ゲームをする際には、将棋やオセロ、麻雀など人と対戦したり交流するゲームを選ぶことがとても重要です。それだけ「かけひき」に頭脳を使うからです。さらに適度な緊張感やスリルなどを感じることも脳に良い影響を与えます。
考古学に興味がある方や知的好奇心の高い方が博物館に足を運ぶことは、未知の情報に接したり、はるか昔の出来事に思いを馳せたりすることになるでしょう。
これらを伴った「知的行動習慣」を行うことで、脳のさまざまな部位が刺激を受け、活性化されていきます。
関連記事
コメント
この記事へのトラックバックはありません。
この記事へのコメントはありません。