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認知症予防研究所

認知症の85%を占める症状

認知症の約半分はアルツハイマー型認知症で、次いでレビー小体型認知症、血管性認知症で、これらを合わせると全体のおよそ85%をしめます。

アルツハイマー型認知症
脳にアミロイドベータたんぱく質が蓄積することによって神経細胞が壊れて海馬を中心に脳萎縮がおこることが原因だと考えられています。加齢や遺伝の要素が関係する上に、最近では糖尿病や高血圧の人がアルツハイマー型認知症になりやすいことが判明しています。特に2型糖尿病の人はアルツハイマー病になる確率が通常の人の2倍高いことが分かっています。アルツハイマー型認知症は、比較的女性に多く、どんどん増加傾向にあります。アルツハイマー型の主な症状は記憶障害で、だんだんと現在と過去の区別がつかなくなり、近い記憶からなくなります。徘徊も代表的な症状ですが、このような症状が出る前に認知症予防対策が必要です。

レビー小体型認知症
神経細胞にできる特殊なレビー小体というたんぱく質が大脳皮質や脳幹にたまり、それが原因で脳の神経細胞が徐々に減っていく認知症です。認知症のおよそ20%をしめ、高齢の人、男性の発症がやや多くみられます。はっきりとした脳の萎縮は見られないことが多く、症状は3徴と言われる特徴的なものがあります。初期の段階で、「虫が部屋にいる」「知らない人がいる」といった幻視が現れることが多く、時間や場所に対する認知にばらつきが出て、よい時と悪いときの認知機能の変動があり、また手が震えて体がこわばるといったパーキンソン症状が見られます。初期段階でうつ病のような症状がみられることも多く、寝ている間に、暴れたり大声を出したりするレム睡眠行動障害という症状がみられることもあります。

血管性認知症
脳梗塞や脳溢血が原因で神経細胞が障害を受けて認知症になるものです。かつては認知症の原因の1位でしたが、高血圧や糖尿病の予防治療が進んだこともあって減少しました。でも、若年性認知症では今でも多く約4割をしめます。脳の障害の状態によってさまざまな症状がでて、記憶障害はあっても判断力はあるという「まだら認知症」も一つの特徴で、手足の麻痺や感覚障害などの神経症状を伴うこともあります。血管障害の原因は生活習慣が原因なので、高血圧や糖尿病にならない生活習慣をすることが大切な予防になります。

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